雪の短歌

いつもならかかとにかかる重力が つま先に落ちる初めまして



雪が降るように積もる恋のよう想いが募るような白雪



暗闇の中なら瞼を閉じてても開いていてもいいと思った



歌を練る寝るとき寝るねと言いながら練るねといって寝るときもある



ストローを折り曲げつつも脳は聞く人の話を手はもてあます



ファミレスで一人でご飯を食べてても 飛び交う会話は私の気持ち



簡単に捕まえられると思ってた望んだときに 渋谷のコンビニ



おなじみの駅を通り過ぎて行く先は今度のなじみになるかも



直すべき自分の短所が肥大することはないから直す気もない



最悪と気分を落としてみるけれど これで最悪ならばまだ楽



煙草吸うような息する人達の煙で感じる今日は寒いと



バイトまえ眠気がするのそこはかとなく泣く泣く行く約束督促



私にはこのほうがいい 永遠の課題と期間、受験みたいな



余裕だけあれば自分の中にある正確になる時間の感覚



緊急の停止というのはわかるけど寒いからドア閉めといてほしい



区切りよく2月始まるあさぼらけ今月こそはと一応誓う



白鳥の足の心意気のように 表はヘラヘラしていてもいい



ヘラヘラとネタにしたあとそれなりに落ち込みもする心配もする



我ながら図々しいと思うほど 努力に見合わぬ過剰な期待



情熱の赤と言えども雨が降る緑の傘に反発する色



つまらないことでカチンとする気持ち 言おうと言えず気持ちが詰まる



寒いとか寒すぎるとか痛いとか 実は勝手に感じてるだけ



地下鉄は母胎回帰と言うけれど 帰りたいのはとにかく今家



目がくらむほどの空腹でありながら おだわりあるのは恋と似ている



冷えた足に靴下履くよう あなたまで覆いたくなる余計な愛情



片方が降りれば終わる 簡単な関係だけれど単純じゃない



したいときメールを送り電話する したくないときしない関係



反省をしているつもりの自分でも 明日も相変わらずの自分



必然と知らないために 偶然と思ってしまう無知の未熟さ



今日もまたホームにつくなり電車来る 愛されている気分と似ている


今日が雪じゃなければ一駅くらい歩いたはずなのに 雪じゃなければ…



意外にも東京の雪は可愛らしい ビルに降りてく小さく丸く



東京の雪は黒いという記憶 嘘だったように降ってくる白



曇り空 降る雪積もる雪と木の枝の線だけ 水墨画みたい

theme : 短歌
genre : 小説・文学

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Author:lamprunlamp
社会学部の大学4年生です。

飲みたい。踊りたい。歌いたい。
読み漁りたい。

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